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かつての雑学王が栄光の復興を夢見てつれづれに思いつくままの雑文


by disir323
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お笑いブームの終焉。

今年の年末年始の特番は
例年にもましてお笑いのネタ番組が多かった気がする。

まあ、昔から年末年始には
こたつに入ってだらだらと見られる落語や漫才系の番組が多かったし、
昨今のお笑いブームもあるのでいいんだけど
あまりにも制作側の手抜きが目に余った気がしたのは私だけ?

年末の番組で度肝を抜かれたのがTBS。
「お笑いDynamite」と題して2日間で108組が出演して一分ネタを披露した。
って、どこかで聴いたようなコンセプト!?
そう、CXの「爆笑レッドカーペット」のほぼ丸パクり。
出ている芸人も、多くはレッドカーペットもしくはピンクカーペットの出演者で
しかも全く同じネタをやる芸人が多すぎ。

年明けには、その「レッドカーペット」も
「新春ゴールデンレッド(ピンク)カーペット」として放送されたけど
こっちも、これまでの「ベスト・ネタ集」的な雰囲気でごまかしつつ
過去にやったネタでお茶を濁していた。

ただ、TBSがMCにくりぃむしちゅーを起用したのに対し、
CXはレギュラーの今田耕司に加えて爆笑問題を起用。
くりぃむより爆問の方が明らかに的確なコメントをしていたね。
ただ、ひな壇の審査員に関してはTBSの方が良かったかな?

それにしても今、ネタ番組の司会をやらせたら今ちゃんが日本一だね。
出てくる芸人やネタについてのコメントや
審査員、ゲストの裁き方などピンポイントでいいとこ押さえるよね。

ところで昨今は、勢いだけの一発芸が隆盛を極めているから
M-1王者のサンドウィッチマンとか、うまく生かしてもらえるのか不安。
レッドカーペットでも、東京ダイナマイトが唯一の「中笑い」に甘んじた。
この手の、通をニヤりとさせるような芸がウケづらい世の中であることは間違いない。

当然、テンポの速い一発芸となると
番組尺を持たせるためには数多くの芸人が必要になるから
中には面白くない芸人が紛れていたり、
同じネタをあっちでもこっちでもやるようになる。
そうすると一気にお笑いブームが失速しちゃうんだ。
かつての「THE MANZAI」がそうであったように。

そんな中、TBSにもいい番組があった。
芸人たちが一夜限りのコンビを結成してネタを披露する「ドリームマッチ」さ。
即席のコンビが3時間で仕上げるネタなので完成度は低いが、
勢いだけのギャグに頼らず、
ボケとツッコミそれぞれの個性を生かそうと努力するので
ぎゃくに正統的なネタができあがったりするので面白い。

個人的には、松本人志&千原兄のネタがツボだったけど
優勝した大竹一樹&出川哲朗のコントなんかは、
出川の能力の限界を把握した上でそのキャラクターを最大限生かした
大竹の才能をまざまざと見せつけられたような気がした。

最近はテレビ向けに道化を演じることの多いさまぁ~ずだけど
やっぱりこの二人はバックボーンがしっかりしてると思うよ。オレは。
by disir323 | 2008-01-05 16:11 | つれづれ